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サン・カリストのカタコンベ

P1030106 サン・カリストのカタコンベ入り口の写真です。ここから中は撮影禁止だったので残念ながらこれ以上の写真をアップすることはできません。カタコンベそのものはテレビでも紹介されて来ましたし,教会の礼拝のメッセージでも聞く事がありました。漠然と,初代キリスト教徒が墓として用いまた迫害の中で礼拝を捧げた場所といった知識だけを持っていました。
 当日,係の方(フィリピン人の修道士)が英語で,この歴史や石の壁に残っている様々な模様の意味,教皇の遺骸がローマ市内の聖堂に移された経緯などを説明して下さいました。総延長で20kmもの地下墓地があってその一部だけがこうして公開されているとのこと。地下4階層からなっていて,通路の横に穴を掘り遺体を埋葬していたそうです。ここには幾人かの教皇,殉教者,そしておびただしい数のキリスト教徒が埋葬されました。
 初代教会の時代,キリスト教徒たちは多神教のローマの文化を避け,この地に墓地を購入して家族や初代教会の指導者達の墓地としました。そして日本人がお墓参りをするようにこの地で故人を悼み,また先に天国に召された人々を想って祈りをささげて来たのでしょうか。やがて迫害の時代には,この地下に祈りの場所を作り,ミサを捧げたのだそうです。
 プロテスタント教会に属している私達にとって,墓参りのような形で,まして故人と語るような信仰は,聖書的ではないような印象を持ちます。けれども,少なくとも初代教会,まだ聖書が成立していなかった時代に,人々がこうして祈りの場所をこの地に求めたことを大切にしたいと感じました。

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コメント

あの話以来、墓参りにたいするヘンな罪悪感がなくなって感謝です。母が召されて早4年。最近、行ってないので行こうかな…

投稿: しみしみ | 2009年5月 3日 (日) 20時18分

自然な気持ちでお墓参りができるといいですね。

投稿: hiroshi | 2009年5月 6日 (水) 22時07分

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